適当にDQMSL

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level.383【AI検証vol.2】置きザオリクとその効果

こんにちは、青い月です。


【置きザオリク】

この言葉、知っていますか?


大半の方が知っていると思いますし、深く考えずに当たり前のように自然と使用している作戦だと思います。

もちろん「知らないよ」という方でも全然恥ずかしい事でもなんでもなく、私のようにあまり対人戦をやらない方や、最近DQMSLを始めたという方は知らなくても当然です。


【置きザオリク】は、【AIの特性】を利用した作戦で、非常に重要な作戦なので、覚えておくと戦略の幅が広がると思います。



すでに【置きザオリク】作戦を普通に使用している方でも、もしかしたら少し役に立つ情報がある可能性もありますので、最後まで読んで頂けると幸いですm(_ _)m



◼AI行動の基本特性

【置きザオリク作戦】を説明する前に、【AI行動】の簡単な特性の1つを説明しなくてはなりません。


【AI行動は『後出しジャンケン』】

通常、自らの手動でコマンドを選択する場合、あらかじめある程度‘’戦況を予測‘’してコマンドを入力していると思います。

「呪文が飛んできそうなので、先にマホターンを張っておこう」
「全体的にダメージを貰いそうなので、鈍足な回復役でベホマラーをかけておこう」
などなど。

つまり手動でコマンド選択をすると【事前選択型】の行動選択となるわけです。


しかし【AI】を選択すると、【AI】は戦況の中の様々な状況から判断して行動を選択します。

「相手がマホターンを張ったので、呪文攻撃はやめよう」
「ダメージを貰ったのでベホマラーを唱えよう」

つまり【事後選択型】の行動選択となります。

例えばゾーマで【AI:ガンガンいこうぜ】を選択すると、相手が先制で「マホターン」を張った場合、「サイコストーム」や「サイコキャノン」などの呪文を選択する事はありません。

【AI】は相手が‘’マホターンを張った‘’という情報を踏まえた上で【行動選択】をするからです。

つまり【AI】は『後だしジャンケン』のような仕様なのです。




◼置きザオリクの基本的なやり方

DQMSLでは、自軍のモンスターのいずれかが倒された状態でないと「ザオリク」を唱える(コマンド選択する)事は出来ません。


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このように自軍のパーティーのモンスターが生きていると、「ザオリク」を選択する事すら出来ません。


しかし前述した通り【事後行動選択】である【AI】を使えば、「ザオリク」を唱える事が出来るようになります。


具体的な方法は、下記の通りです。

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戦闘中、「ザオリク」を唱えたいモンスターの作戦を【いのちだいじに】に変更します。
(通常はパーティーを組む際、事前に作戦を『個別に設定』しておく事が一般的です)



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今回は「ザオリク」を使用出来るウルスラと、スライムファミリーの2体を【いのちだいじに】に設定いたしました。


あとは戦闘開始前のコマンド選択画面でこの2体は【AI】を選択するだけです。

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すると…


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開始1ターン目でメタルキングが倒されてしまいました。



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すかさずスライムファミリーがメタルキングを「ザオリク」により復活させました。

手動では設定出来なかった「ザオリク」が、【AI設定】により実現可能となりました。

これがいわゆる【置きザオリク】です。


もちろん、誰も倒されなければ「ザオリク」を唱える事はないです。


今回の私の例えが悪くて【置きザオリク】の良さがピンと来ない方もいらっしゃると思います。
すいませんm(_ _)m

例えば「におうだち」した盾役が相手の攻撃を受け止めて倒されても、【置きザオリク】しておく事により復活すれば、次のターンにまた「におうだち」出来る。なんて事も出来ます。


すごく有用に思えませんか?




◼置きザオリク、復活の優先度

正直言いまして、ここまでは『初級編』と言っても過言ではないほどごく一般的に知られた事です。

対人戦をやる方なら『当たり前』と言ったところでしょうか。


しかし、ここからは『中級編』です。


【複数体倒された状態の場合、ザオリクをかけて蘇生するモンスターの優先順位】はどうなっているのか?

詳しく掘り下げていきます。


とは言っても実はこれは『とある有名プレイヤー』の努力の検証により、あらかた解明されています。

私が検証したわけではありませんので、受け売りの情報ですが、非常に有用な情報なので紹介がてら、実際に試して検証してみます。


【蘇生優先度1位:ランク優先】

複数体倒された場合の【置きザオリク(AI行動)】は、なにはともあれランクの高いモンスターを優先的に蘇生します。

これは知ってる方は多い事象だと思います。
体感的にも明らかにランクの高いモンスターを蘇生しますからね。



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真ん中の3体を使用して、蘇生の状況を見ていきます。

【ゴメちゃん(ランクS)】
【メタルキング(ランクA)】
【メタルスライム(ランクD)】

この3体が倒された場合は、この中でランクの一番高いゴメちゃん(ランクS)を優先して蘇生します。



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3体が倒されました。
そして【置きザオリク】が発動すると…


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ご覧の通り、ゴメちゃんが蘇生しました。
これは何度やっても結果は同じです。




【蘇生優先度2位:素早さ優先】

それでは倒されたモンスターが同ランクのモンスター同士なら、【AI】は一体なにを優先に【置きザオリク】で蘇生させるのでしょうか。


結論はもう書いてしまっていますが【ランク】の次に蘇生が優先されるのはステータスの【素早さ】です。


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ここにまた検証用の3体のモンスターを用意しました。

【ゴメちゃん(ランクS:素早さ10)】
【ゴールドマジンガ(ランクS:素早さ55)】
【ピサロナイト(ラーメンS:素早さ16)】

3体共にランクSのモンスターです。
先人の知恵が確かなら、【AI】は【置きザオリク】で素早さの一番早い【ゴールドマジンガ】を優先して蘇生するはずです。


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ご覧の通り【ゴールドマジンガ】を【置きザオリク】にて蘇生させました。


ちなみに【ゴールドマジンガ】を外して、【ゴメちゃん】と【ピサロナイト】の2体でも【置きザオリク】をしてみました。


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こちらも先人の有志の検証通り、【素早さ】の高いピサロナイトを優先して蘇生しました。



そこで【蘇生優先度3位】は一体なんなのか?というところなのですが、ここからは私の独自見解です。



【蘇生優先度3位:????】

【ランク】と【素早さ】の両方が一致するモンスターというのは意外といます。

例えば少し例に出してみます。

ランクSSで言うと、、
・新生ミラクレアと新生ドラゴンガイア
・ダイスラと新生ネルゲル
・ムーアとブラナイとゴッドバロンと新生ゾーマ
などなど。


しかし実際のところは☆付けなどの【育成度合】、【種振り】、【装備品】になどにより、【ランク】も【素早さ】も一致する事はなかなかない状況だと思います。

なおかつそんなモンスター同士が同ターンに倒されなければならない状況なんてあまり想像出来ませんよね(^-^;


それでも【ランク】→【素早さ】→【?】の【?】にくるものもやはりステータスではないのか?と仮定して、とりあえず検証してみました。


用意したパーティーはこちらです。


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真ん中の3体が検証対象です。

【ダーククリスタル(ランクS・素早さ14)】
【ホイミン(ランクS・素早さ14)】
【ダークキング(ランクS・素早さ14)】

各ステータスは【素早さ】以外はバラバラです。ステータスの合計値もバラバラです。

これはモンスターさえいれば簡単に回数をこなせる検証なので、100回ほど【置きザオリク】を試しました。
(3体倒された状態で誰を蘇生するのか?)


その結果、【ランダム】だという事がわかりました。

もう2回目から変化はあったので、すぐにわかりました(^-^;



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ダーキンを蘇生させる事もあり。


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ダーククリスタルを蘇生させる事もあり。


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もちろんホイミンを蘇生させる事もありました。

前述の通り、各ステータスはバラバラですし、【系統】【倒された順番】なども関係しているのでは?とも思いましたが、それも関係なかったです。


※以下、平成29年8月31日追記

ではなぜ【ランダム】なのかというところが問題です。
これは【素早さの乱数】が反映されているものと思われます。



◼まとめ

今回は【AI行動】の真骨頂【置きザオリク】について、説明と検証を行いました。

特に【置きザオリク】の【蘇生優先度】については何度も記載した通り先人の有志により解明され、【ランク】>【素早さ】というところまでは私もわかっていたのですが、今回はさらに深掘りして、【ランク】>【素早さ】、そしてその先は【素早さの乱数】による【ランダム】だという見解に至りました。

【ランク】>【素早さ】>【ランダム】


正直、【ランク】>【素早さ】とだけ覚えておけばいいと思います。
知ってて【置きザオリク】するのと、知らずに【置きザオリク】するのでは、いざその場面になったときに精神的にも結構違います(^-^)
対人戦では戦略も変わると思います。


そしてこれまで【置きザオリク】を使用した事のない方は、一度【練習バトル】などで試してみるのもいいと思います。

これは対人戦においてかなり戦略が変わる作戦です。
戦略どころか、根本のパーティー構成にまで影響を与える事でしょう。


始めのほうで述べたように、【AI】を使えば戦略の幅が広がります。

という事で今回は締めさせて頂きます。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

それでは失礼しますm(_ _)m



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